活躍中の手術認定看護師の体験談

オペ室勤務の看護師コミュニティ

意外と知らない手術室看護師の仕事とやりがいをご紹介します

手術認定看護師に聞いてみました!

ここでは実際に手術認定看護師の資格を取得して働いている人をご紹介します。赤十字病院で働いている男性看護師のAさんへのインタビューです。手術認定看護師の資格を取得しようかどうかと考えている人にとって参考になればと思います。 手術認定看護師に聞いてみました!

手術認定看護師になったきっかけなど

Aさんはもともと病棟勤務希望だったのですが、手術室の勤務となったそうです。そこで3~4年の実践経験を積み、ある程度のスキルやポジションを確立しました。将来のことを考え始めたころ、手術看護認定の教育センターが東京にできたという話を聞き、師長からの後押しもあり手術認定看護師を目指すことに決めたそうです。手術看護師としてスペシャリストとなることで、患者さんの想いに応えたいと思ったことが大きいようです。
受験に向けての準備は、Aさんの場合、勉強を始めたのは受験の2ヶ月前になってからだそうで短期集中で詰め込んだそうです。
その勉強方法は「オペナーシング」という雑誌の切り抜きで勉強したそうです。さらに、面接試験では「熱い想い」を面接官に素直にぶつけることで、合格へと近付いたようです。また、日頃から一冊の本をしっかりと読み込む習慣をつけたり、日々の看護を根拠を持って行い、自分自身の学びの機会に結び付けるよう意識しながら仕事に取り組むことが大切だと考えました。看護実践を経験値として、しっかりと積み重ねていくことが大事なことだと思っているのです。

手術認定看護師になってから

Aさんが看護師になったころは周囲に男性看護師がほとんどいなかったようです。そのため、男性としてのパイオニアになりたいと考え、男性看護師たちの目標になれるように活躍の場を自分が作っていくのだと強く思っていたそうで、それが手術室看護師、手術認定看護師の仕事への「熱い想い」の背景にあり続けていました。
そして、手術認定看護師となったAさんは、周囲の信頼を得ることで発言の機会も増え、現在は院内の研修会を充実させることに取り組んでいるそうです。手術室は閉鎖的な職場なので、よりオープンにしていきたいとも考えているようです。
資格を取得してから苦労したことは、Aさんが資格を取得したころは、この資格がほとんど認知されておらず、その役割の重要性や仕事内容を周囲に認知してもらえるようになるまでがとても大変だったそうです。でも、その壁を乗り越えるために、院内研修の実施を地道に行い、周知を図りながら実績を積み重ねていきました。その結果、手術認定看護師の意義を院内で理解されると同時に同僚や後輩の手術室看護師のスキルアップを図ることができ、手術室全体のスキルアップとチームワークの強化に役立ったそうです。

手術認定看護師として心がけていること

常に、医師や同僚看護師、患者さんやその家族の方など周りにいる人の立場になって考え、お互いにコミュニケーションを大切にしているそうです。また、健康でいることも大切なことで心も体も元気が一番と心がけているそうです。
これから手術認定看護師を目指す人へのメッセージとしては、知識や経験を背景にスキルアップを図っていくことの目的はすべて患者さんのために一番良いと思えることをするためですから、日々の仕事に流されず、一つ一つの看護の根拠を意識して自分のものにしていくことが重要ということです。そして重ねて言っていたのは、心身ともに健康でいることを心がけることです。

About me

about me 手術室看護師と呼ばれることが多いですが、その勤務の内容はあまりよく知られていません。私自身も配属されて5年ですが、最近ようやく仕事の流れを覚え、一人前の仕事ができるようになってきたところです。仕事は文字通り手術の現場に関わる仕事で看護師の知識プラス手術のテクニカルな知識や経験を要求されます。緊張感とタフさが求められるやりがいのある仕事です。キャリアアップを目指す看護師のために私の経験と知識をご紹介します。
このサイトのお問い合わせはこちらまでお願いします。sc_asso_peace@YAHOO.CO.JP

オペ室勤務の看護師におすすめするトピックス